近年、教職員による業務上の不正行為や過失行為、また、学生による法令違反など多くの不祥事が発生しています。
教職員による不正行為とは、横領や背任などはもちろん、研究不正や研究費不正、ハラスメント、
名誉毀損など多岐にわたります。
過失行為についても、個人情報漏洩、安全保障貿易管理に関する規制違反などがあげられます。
このような状況の中、我が国の公教育を支える私立学校が、社会の信頼を得て、一層発展していくため、社会の要請に応え得る実効性のあるガバナンス改革を推進するための制度改正が行われ、私学法が改正されました。
本研修では、私学法改正の社会的背景、コンプライアンスとは何か、ガバナンス改革の目的、どのような行為がコンプライアンス違反となるのかを具体的事例を通して理解できるようになります。
「学校法人自らが主体性をもって行わなければならない」という私学法改正の基本的考え方を重視し、研修することが目的ではなく、研修はあくまでも手段であることを念頭に、受講者が、主体的に私立学校の教育の質、研究の質があげられることを目的とします。
学校現場の経験が深い講師、県の人事課で実際にコンプライアンス違反に関わる仕事を行ってきた講師がわかりやすく解説します。
研修後の意識が大きく変化するので好評を博しています。