金融機関の新入社員・若手のためのファイナンス基礎研修― 金融商品と市場を理解し、根拠を持って話せる第一歩

金融の苦手意識を克服し、合理的判断力を磨くファイナンス思考を身につける。

受講対象者
  • 銀行・信用金庫・信用組合などの新入職員・若手職員
  • 証券会社・資産運用会社などの新入社員・若手社員
  • 金融機関の営業・商品・運用関連部門などに配属予定の方
  • 異業種から金融機関に転職し、基礎知識を整理したい新任者
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研修で解決できること・目指す姿

よくある悩み

  • 金融用語を覚えても、その意味や相互のつながりを理解できていない。
  • 商品研修で金利やリスクの説明が出てくると、理解が追いつかない。
  • 株式・債券・投資信託の特徴を、自分の言葉で説明できない。
  • 市場ニュースや運用実績を読む際に、何を確認すべきか分からない。
  • 新入社員・若手社員が、根拠を持って話し、不明点を具体的に質問できる状態にしたい。

研修のゴール

  • 金利と期間による金額の違いを計算し、単利・複利の意味を説明できる。
  • 株式・債券・投資信託の基本的な特徴と、主なリスクを整理できる。
  • 資産を組み合わせる意味と、分散しても残るリスクを説明できる。
  • 複数の収益シナリオを比較し、期待収益と損失可能性の両方を確認できる。
  • 市場コメントの事実と予測を区別し、説明前に確認すべき情報を挙げられる。

研修内容

実践的プログラムをご提供します。

金利や複利は、金融商品の条件とどう関係するのか。高いリターンを期待できる商品には、どのようなリスクがあるのか。市場ニュースの事実と見通しを、どう区別すればよいのか。

金融機関で働くうえで、こうした基本を理解することは、商品知識を身につけ、社内外の説明を正確に受け止めるための土台になります。

本研修は、銀行・証券会社・資産運用会社などの新入社員・若手社員を対象としたプログラムです。複利、リスクとリターン、分散投資、確率的な思考を、具体例やクイズを通じて学びます。自分で計算し、比較し、説明する体験を重ね、配属後の商品研修や実務指導に活かせる基礎を身につけます。

金融業務で必要なファイナンスのセンスとは、商品や市場情報に接したときに、確認すべき点を捉える力です。

  • 時間:いつ投資し、いつ利息や元本を受け取るのか。
  • 収益:何によって収益を得る商品なのか。
  • リスク:どのような場合に価格が下がり、損失が生じるのか。
  • 条件:費用、投資期間、換金条件はどうなっているのか。
  • 根拠:説明されている内容は、確認された事実か、将来の予測か。

例えば、「過去の運用成績が良い」という情報だけでは、その商品の特徴や今後の収益を判断することはできません。何に投資しているのか、どのようなリスクを取っているのか、どの期間の実績なのかといった条件を確認する必要があります。

本研修では、こうした金融商品や市場情報を題材に、業務で必要となる確認の視点を養います。クイズや演習で一つひとつの問いを使い、用語の理解を商品の比較や市場情報の読み取りにつなげます。

専門知識や投資経験は前提としません。基本的な考え方から学び、金融機関の職員として必要な共通言語を身につけ、配属後の商品研修や実務での学習につなげます。

1.計算・比較・説明を通じて理解を深める

講義とクイズ・演習を交互に組み合わせ、受講者がその場で計算し、比較し、説明する機会を設けます。

まず自分で答えを出してから解説を聞くことで、理解が曖昧だった点や、見落としていた条件が明確になります。「なぜそう考えたか」を振り返り、次に確認すべき点を整理します。

2.説明の演習で学習内容の定着を確認する

最後に、簡単な商品比較と市場情報を使い、特徴・リスク・確認事項を短く説明する演習を行います。基本用語の使い方、説明の根拠、事実と予測の区別を確認し、配属後の報告や質問に活かします。

3.金融実務と配属後の学習につなげる

講師の金融実務での経験も交え、学んだ内容が商品研修や日々の業務にどうつながるかを紹介します。

この研修が選ばれる理由

  • 実務に直結した研修内容

    金融理論を学ぶだけでなく、実際の投資判断や企業価値向上に活かせるスキルを身につけることを重視しています。

  • 経験豊富な講師陣

    長年の金融実務経験を持つ講師が、現場での知見を活かして実践的な研修を提供します。受講者の学びを深めます。

  • クイズと演習で理解を強化

    講義とクイズ・演習を組み合わせて、受講者が自ら計算し、比較し、説明する体験を通じて理解を深めます。

カリキュラム

具体的な学習項目と研修の流れをご紹介します。

テーマ内容
お金の時間価値と複利を理解する主な内容現在のお金と将来のお金を比較する考え方を学びます。金利と期間によって金額がどう変わるかを計算し、商品資料に記載される数字の意味を確認します。
主な学習項目
  • お金の時間価値
  • 単利と複利の違い
  • 金利・期間と将来の金額
  • 将来のお金を現在の価値で考える視点
  • 利率・利息・利回りの違い
演習と気付き金利や期間、計算方法の異なる条件で受取額を試算します。表示された率だけで比較せず、期間や計算の前提も確認する必要があることを学びます。
業務へのつながり預金や債券などの商品条件を理解し、利息や利回りの意味を確認しながら説明する基礎になります。
リスクとリターン、分散投資の基本を学ぶ主な内容株式・債券・投資信託の特徴を整理し、収益の源泉と損失が生じる要因を学びます。資産を組み合わせた場合の変化も、簡単な例で確認します。
主な学習項目
  • 投資と資金調達の基本
  • 株式・債券・投資信託の特徴
  • 価格変動・信用・為替などのリスク
  • リスクと期待リターンの関係
  • ポートフォリオと分散投資
  • 投資対象の重複と分散の限界
演習と気付き商品ごとの特徴とリスクを比較シートにまとめ、値動きの異なる資産を組み合わせます。商品数を増やすだけでは十分な分散につながらない場合があることを確かめます。
業務へのつながり商品研修で扱うリスクや資産配分の説明を理解し、商品を比較する際の確認事項を整理できるようになります。
確率を使って、収益と損失の可能性を比較する主な内容結果が一つに決まらない場面で、起こり得る収益・損失と、その可能性を整理します。期待値を入口に、平均的な結果と実際に生じ得る損失を併せて考えます。
主な学習項目
  • 確率と期待値の基本
  • 収益・損失の大きさと発生可能性
  • 平均値と結果のばらつき
  • 複数シナリオによる比較
  • 予測の前提と、その見直し
演習と気付き教材として設定した複数の運用シナリオから、期待収益と損失可能性を比較します。同じ期待収益でも結果のばらつきは異なることや、設定する確率によって結論が変わることを確認します。
業務へのつながり運用見通しやシミュレーションを読む際に、期待値を確定した成果と受け取らず、その前提と下振れの可能性を確認する習慣につながります。
思い込みに気付き、市場情報の読み方を改善する主な内容情報が市場価格に反映される考え方に触れながら、情報の受け取り方に影響する心理や思い込みを学びます。行動ファイナンスの視点から、自分の判断の癖を振り返ります。
主な学習項目
  • 情報と市場価格の関係
  • 過去の実績と将来の見通しの区別
  • 自信過剰や周囲への同調
  • 損失を避けたい気持ちと判断
  • 自分に都合のよい情報への偏り
  • 事実・予測・確認事項を分ける習慣
演習と気付き同じ情報を異なる表現で示すクイズに取り組み、受け取り方の変化を確認します。市場コメントを事実と予測に分け、根拠が不足している箇所や追加で確認すべき点を整理します。
業務へのつながり市場ニュースをそのまま結論として扱わず、不明点を上司・先輩に確認し、将来の成果を安易に断定しない説明につなげます。
フォローアップセッション主な内容
  • 全4回の研修実施後、日々の業務の中で新たに浮かんだ疑問への回答
  • 研修で理解が浅かった部分や、改めて確認したい論点の補足説明
到達点研修内容を実務に適用する過程で生じた疑問を解消し、理解と実践の定着を図ります。

研修の監修者

成田俊介
この研修の監修者

成田俊介

博士(経営学)

1991年シュローダー証券入社。投資銀行部門でM&A業務を経験したのち、1995年より債券ファンドマネージャーとしてバークレイズ・グローバル・インベスターズ(現ブラックロック)、企業年金連合会、明治安田アセットマネジメント等に勤務。公的年金、企業年金、投資信託等の運用に携わる。2024年に独立。運用実績で受賞歴多数。筑波大学博士(経営学)​

受講者の声

金融の知識がほとんどない状態で参加しましたが、実例を交えた説明のおかげで無理なく理解でき、もっと勉強してみたくなりました。

これまで読んだどの参考書よりもわかりやすいと感じました。具体例が豊富で、目から鱗が落ちる説明でした。

数字や指標が何を意味するのか、腹落ちする形で理解できました。事例も豊富で大変勉強になりました。

スピーディーな進行でしたが、講師の実務経験を踏まえた話が非常に面白く、あっという間に感じる時間でした。

導入実績

ファイナンシャル・トレーニング・カンパニーの研修実績をご紹介します。
様々な企業様にご導入いただき、成果を上げています。

大手投資顧問会社様

研修規模 40 研修期間 2日間


研修目的

当該企業では、毎年数十名模の新卒採用および中途採用を行っているが、配属部門が営業・管理・企画など多岐にわたるため、全社共通のファ…

研修内容

研修では、登壇者自身の証券会社・銀行・運用会社での実務経験の紹介から始め、資産運用業界の仕組み、銀行・証券・保険・投資顧問の違い…

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研修費用

ご要件に合わせ柔軟にご提案いたします。

標準プログラム:10時間 事前ヒアリング(1時間)+研修全4回(各2時間)+フォローアップセッション(1時間)・25名 150万円〜180万円(税抜き)
1日2時間 25名の場合:50万円 (税抜き)
1日4時間 25名の場合:90万円 (税抜き)

研修会社紹介

ファイナンシャル・トレーニング・カンパニー

資産運用・企業財務の第一線で培った専門知識を、実践で成果を生む力へ。金融プロフェッショナルの育成を支える高度なオーダーメイド研修を提供

第一線の金融実務経験

長年のファンド運用や銀行実務で培った知見をもとに、現場の投資判断や企業価値向上に直結する実践的な金融研修を提供します。

課題に合わせた研修設計

受講者の経験や組織の課題に合わせて内容を設計し、資産運用やコーポレートファイナンスなど高度なテーマにも柔軟に対応します。

理論を実践力へ転換

金融理論を学ぶだけで終わらせず、分析・予測・意思決定・説明まで実務で再現できるスキルとして身につけることを重視します。

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